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COM101z 

1年, 2年, 3年, 4年前学期月2

コンピュータリテラシー(クラス9)

Computer Literacy

廣田・竹内

単位区分

単位数: 2単位
必修
課程・類・プログラム
種別
先端工学基礎課程

関連Webサイト

主題および達成目標

(a) 主題: コンピュータは単に計算をする機械ではなく、情報を処理する機械である。情報社会においては、コンピュータと情報に関する基礎的な概念を理解し、それらを応用する能力が求められている。本授業では、専門に依らずに全ての学生が初年次において習得すべき、コンピュータに関する基本的な素養を学ぶ。

(b) 達成目標: コンピュータの基本的な構成とUnixというOSの基本を学び、情報倫理、情報セキュリティについて理解すること、および、実際にコンピュータを道具として使いこなせるようになることを目標とする。

前もって履修しておくべき科目

なし

前もって履修しておくことが望ましい科目

なし

教科書等

テキスト冊子を生協で頒布する。また、同内容のPDFをLMS(学習管理システム)で公開する。

授業内容とその進め方

(a) 授業内容

以下に各回の主な学習項目を示す。各回とも、原理的/基盤的な事項に関する内容と、それに基づいたシステムの動作の確認が含まれており、後者については自分で探究できる課題と関連づけられている。

#1 コンピュータの利用と認証/UEC検定(情報)
#2 インターネットの原理
#3 ネットワークと安全性
#4 コンピュータの動作原理
#5 ファイルシステムとファイル操作
#6 テキストファイルとエディタ
#7 コンピュータシステムとOS
#8 フィルタとシェルスクリプト
#9 マークアップによるテキスト整形
#10 グラフィクス/図と
#11 アカデミックリテラシ(総合実習)
#12 HTML/CSSによるWebページ記述
#13 Webと情報アーキテクチャ
#14 Webサイトの設計/製作(総合実習)
#15 ソフトウェア開発とテストケース

(b) 授業の進め方

授業は初回を除き、用意された資料に基づいて予習を行うことを前提とし、授業時間には資料に対する質問を受け付け、あとは課題のための演習を中心とする。これは、授業時に演習を実施しないと演習方法が分からないままになることが多いためである。

各回とも学生が自己のレベルに応じて内容を選択可能な課題が用意され、次回授業前日までに課題を実施した結果をレポートの形で提出することが求められる。課題レポートを通じて、「自分で考える」姿勢を養い、またレポートとしてまとめる練習をおこなう。

授業時間外の学習

授業は初回を除き、用意された資料に基づいて予習を行うことを前提とし、授業時間には資料に対する質問を受け付ける。各回とも学生が自己のレベルに応じて内容を選択可能な課題が用意され、次回授業前日までに課題を実施した結果をレポートの形で提出することが求められる。

成績評価方法および評価基準

(a) 評価方法: 各回のレポート課題と期末試験の評価を合わせて行う。
レポート課題については「標準的なレポート」をすべての回に提出した場合に50点満点とし、とくに優れたものについては点数を加点、不足のあるものおよび未提出は減点する。試験は50点満点で採点し、レポート点と合計する(合計点が100点を超える場合は100点とする)。

(b) 評価基準: 以下の到達レベルをもって合格の最低基準とする。
・情報基盤センター利用条件を理解し、計算機および教材へのログイン、ログアウトができる。
コンピュータネットワークやWebの仕組みの概要を理解している。
・情報化社会において被害者、加害者とならないための知識を持っている。
・電子メールの読み書きができ、マナーを身につけている。
・Unixの基本コマンドや、ファイルとディレクトリの基本概念を理解している。
・エディタで文書の編集ができる。
・計算機の基本構成やその構成要素の機能を理解し、さらに値の表現方法の基礎を理解している。
・OSの基本構成やプロセスなどの基本概念を理解している。
・WWWで情報の検索を行うことができる。
・著作権や剽窃について理解をしている。
・html の概要を理解し、簡単な web ページの作成ができる。
・文書整形システムLaTeXでの処理の概要を理解し、簡単な文章の清書ができる。

オフィスアワー・授業相談

広田:東2号館311号室 月曜3限
メールなどによりアポイントメントをとっていただけると確実です。

学生へのメッセージ

この授業は皆さんが予習を行ってくることを前提とし、授業時間には演習を中心に行います。予習をしてこないと授業時間に何もできなくなってしまうので、各自しっかり予習を行って授業に臨んでください。

その

単に資料に書かれた通りの操作を行うだけではなく、自分で選択した課題について自分で考えて取り組み、その状況をレポートとして報告すること。

キーワード

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